須濱神社
須濱神社は、兵庫県姫路市にある神社で、1617年に林田藩祖の建部政長の命により池に小島を築き、水の神である市杵島姫命を祀ったことが始まりとされています。現在は西池(鴨池)に浮かぶ幻想的な神社として知られており、観光スポットとしても人気があります.
林田藩は、江戸時代に播磨国揖東郡にあった藩である。林田陣屋が置かれた林田(現・兵庫県姫路市林田町聖岡)が藩庁であり、表高は1万石。建部氏を藩祖とし、政長が初代藩主である。政長は池田家一族であり、大坂の陣で戦功を挙げたことから摂津尼崎藩1万石を与えられ大名に取り立てられた。元和3年(1617年)に宗主である姫路藩主池田家の転封により林田に移り、林田藩が成立した。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は、日本神話に登場する女神で、宗像三女神の一柱です。水の神として知られており、アマテラスとスサノオの誓約によって生まれた「宗像三女神」うちの一柱でもあります。弁財天と同一視される金運・財運のご利益がある神様でもあります。
日本には多くの水の神様が存在します。農耕民族にとって水は最も重要なものの一つであり、水の状況によって収獲が左右されることから、日本においては水神は田の神と結びついたり、天水分神や多紀理毘売命、市寸島比売命などが登場する日本神話においても水の神様が描かれています。また、貴船神社では水を司る高龗神(たかおかみのかみ)を祭神としています。
日本の多くの水の神様のうち,市杵島姫命を選択するのはなぜなのでしょうか.有力だからか,当時の風潮なのか,摂津尼崎藩を治めていたことと関連するのか.
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